フードの味(鹿・猪・豚・バイソン・馬)

キャットフードの成分を比較検討し、栄養バランスが取れて一番いいものを選んでも食べてくれないことがあります。
猫の健康にもいい美味しいはずのフードに目もくれないことがあります。
なぜなら、飼い主の目から見て美味しいものだからです。
猫は色に対する認識能力はあまりよくないため、色に魅力を感じることはありません。
また、味に関しても、味覚を感じるのは舌の先端で塩味、そのすぐ後ろの両端で酸味、奥の中央部で苦みを感じる程度で、塩味に対しては鈍く、酸味に対しては敏感です。
人が美味しいと感じる甘みを感じることはないのです。
腐ったものをだけを判断し、味の違いを感じるものではありません。
猫の美味しいというのは香りと食感なのです。

また、食いつきの良いフードでも、ドライフードばかり与えていた猫はウェットフードをなかなか食べてくれません。
ウェットフードを与えていた猫にドライフードを食べさせることは難しいものです。
食習慣が大きく影響しているからです。
猫の食いつきの良いキャットフードが多く販売されていますが、ドライフードは脂肪分多めの強い香り、ウェットフードは香りと食感により嗜好性が高くなっています。
そういうものを与えると、しっかり食べてくれます。
そういったフードが栄養バランスが取れて、いつまでも食べてくれればいいのですが、気まぐれな猫は突然食べなくなることもあります。
さらに、嗜好性の高いフードを探すのは難しくなります。

ですから、せっかく選んだ身体にいいフードをあきらめる必要はありません。
まず、与えてみて食べなければ、30分程度でトレイを下げます。
次の食事の時間にも同じものを出します。
2~3日繰り返し、食べないようであれば、嗜好性の高いフードをトッピングしたり混ぜたりしたりすることで食べてくれれば問題はありません。

肝心なことは、猫がしっかり食べて健康なことです。
そのためには偏食をさせないことです。
愛猫の年齢や体調に適した健康に優れたフードを見つけたら、そのフードを中心に嗜好性の高いドライフードやウェットフードを組み合わせ、いつも美味しく食べられる食習慣を作りましょう。