キャットフードの味(魚)

水産業が盛んだった日本では、人にとっても猫にとっても魚の方が親しみのある食材です。
本来肉食の猫ですから動物性タンパク質が必要ですが、魚は、量としては少ないのですが、牛肉や豚肉などに比べて余分な脂質が少なく、嗜好性の高い良質なタンパク質です。
魚をメインにしたフードには、いくつものメリットがあります。

まず、体内では生成できない必須アミノ酸タウリンを豊富に含んでいます。
タウリンには身体の細胞を正常に保つ作用があります。
胆汁酸の分泌や肝細胞の再生、肝臓の働きを促します。
皮膚や被毛の健康に良いとされるDHAも含まれています。
血中の中性脂肪を減らし、心臓病や糖尿病などのリスクを減らす効果もあります。
その他にも制がん作用や血圧降下作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用など、人にも有効な成分ですが、猫にとっても多くの役割を果たしています。

動物性のタンパク質をメインにしたキャットフードよりも魚メインのキャットフードの方がアレルギー反応を起こしにくいといわれています。
魚、特に青魚には多くの脂肪酸が含まれており、その脂肪酸がアレルギー反応を抑える働きをしています。
魚メインのキャットフードは消化吸収にも優れています。
とくに、サーモンは消化吸収性の高い食材です。
消化吸収性の高さは、胃をはじめとする消化器官への負担が少なく、消化吸収されると反応しにくくなりますので、アレルギー反応が出にくい要素でもあります。

魚メインのキャットフードであれば、栄養バランスにも配慮されているために起こることは稀ですが、魚に含まれる不飽和脂肪酸は少量であれば有益な成分ですが、過剰摂取した場合、黄色脂肪症を発症する可能性もあります。
代謝できずに体脂肪内に蓄積された不飽和脂肪酸が酸化し、体脂肪が黄色くなり異臭を放つようになるというものです。
ビタミンEを一緒に摂ることで脂質の酸化を防ぐことはできますので、ビタミンEが含まれているフードを選べば問題はありません。

キャットフードはフードの特性に応じた栄養バランスの調整はされていますが、愛猫の健康のためには、いろいろなフードをバランスよく与えることも大切です。