カナダ産キャットフード

カナダはイギリス連邦の一員で、良質なキャットフードメーカーがあることで知られています。
しかし、キャットフードに関する安全性についての国としての取り組みはイギリスほどではないようです。
飼料法に基づく規制では、適正な表示のない飼料や有害な飼料の製造・販売・輸入を禁止し、カナダ食糧省の立ち入り検査が規定されていますが、ペットフードは規制の対象外となっています。
また、動物衛生法に基づく規制では、動物衛生の確保のために有害物質に汚染された物品の輸入を禁止することができ、ペットフードに適用することも可能とする、非常にゆるい内容です。
カナダペットフード協会も、ペットフードの原料・栄養・表示等に関する自主基準を策定するのみですから、心もとない限りです。
安全性の確保は国民やフードメーカーの手にゆだねられていると言っても過言ではないでしょう。

2007年にアメリカに端を発したペットフードの大量リコール事件もカナダのフードメーカーのアメリカ工場からでした。
中国から輸入されたタンパク源に量増しのために添加されたメラミンやシアヌル酸のために、猫約1950匹、犬約2200匹を含む約8500匹のペットが命を落としました。
このフードメーカーが全米上位20社のメーカーの内17社の生産を請け負っていたのも被害が拡大の一因です。
この事件は、飼い主にとっても、フードメーカーにとってもつらい経験でしたが、ペットフードの安全性の向上にもつながっています。

最近、多くのカナダ産のキャットフードが販売されていますが、ヒューマングレードを謳ったものが多くあります。
ホルモン剤や抗生物質を使用していない肉類、収穫した食材は1~2日で工場に搬入され、冷凍保存することなく調理されるため、保存料を使わないなど、安心安全への取り組みがされています。
猫が苦手な穀物を一切使用しないグレインフリーとなっています。
品質が最高レベルだから子猫から老猫まで与えられるとしています。

品質も高く、評判も高いカナダ産キャットフードは、愛猫にとっては優れたフードですが、値段も結構高めです。
経済的に余裕があれば、利用してみてはいかがでしょうか。