猫の病気とキャットフードの関係

人間と同じで、毎日の食事は猫の身体を作り、健康維持に大切なもので、間違ったフード選びや与え方は猫の病気の大きな原因になります。
多くの栄養とカロリーが必要な成長期の子猫に成猫用のキャットフードを与えれば、栄養が不足します。
骨や内臓も充分に成長できずに身体は小さく、免疫力も弱く、病気をしやすくなります。

成猫になっても子猫用のフードを与え続けたり、フードを変えても食事の回数を減らさず、欲しがるままに与えれば、肥満になってしまいます。
体重が1㎏増えたら、人間であれば約10~20㎏増えたことになります。
肥満は万病の元です。
関節や心臓、呼吸器など多くの臓器に負担をかけます。
椎間板ヘルニア、関節炎、心臓病、糖尿病など多くの病気の原因になります。
手術が必要になった時も、麻酔が充分効かない可能性があります。
愛猫の健康を損なう大きな要因です。

成猫に多い尿路結石や膀胱炎などの泌尿器関連の病気もキャットフードと与え方が問題です。
総合栄養食が多く、安価でもあるためにドライキャットフードが主流となっています。
ドライフードは、含有水分量が少ないため、新鮮な水を与えなければなりません。
しかし、水を飲む習慣があるといいのですが、猫はあまり水を飲みません。
水分が不足すると、尿の濃度が高くなり、腎臓への負担が大きくなり、腎臓疾患の原因となります。
水を飲まない猫には、低カロリーのウェットフードを併用して水分補給をさせなけれななりません。
マグネシウムやカルシウムなど身体に必要な栄養素ではありますが、多すぎると結石の原因にもなります。
栄養素のバランスの取れたフード選びが大切です。

高齢になれば、消費カロリーが少なくなり、身体の機能も低下してきますので、消化性がよく低カロリーでバランスの取れたフードが必要です。
カルシウムを多く含むフードはシュウ酸カルシウム結石の原因になります。
また、高齢で肥満の状態は、なお一層身体への負担が大きくなりますので、与える量の調整も大切です。
幼い心の猫に、年齢や体調に合わせたフードを選び、上手に与えることは簡単ではないかもしれませんが、愛猫に適切なフードを与えるから、いつまでも元気で長生きできるのです。