フードの味(七面鳥・鴨など鶏以外の鳥)

七面鳥は、猫の好む独特のにおいがあり、七面鳥メインのフードは食いつきの良いフードです。
鶏肉に比べ脂肪分が5%以下と低く、タンパク質が23%と高く、肥満気味の猫にも適したフードです。
ビタミンやミネラルも豊富に含んでおり、骨格や健康の維持に欠かせない鉄分や銅、セレンを含んでいます。
とくに、セレンは免疫力を高め、ビタミンCやビタミンEとともに活性酸素やラジカルから身体を守る働きもあります。

また、七面鳥はチキンよりもアレルゲンとなるリスクの低いフードで、食物アレルギー対応食の原材料として多くの療法食などに使われています。
他の食材をメインとしたフードでアレルギー反応を起こしたときに有効です。
ただし、チキンでアレルギー反応が出た場合は、交差反応を起こします。
交差反応とは異なったアレルゲンの構造分子が似ていることによって、抗体が両者を識別できずにアレルギー反応を起こすことで、チキンと同じ鳥類の七面鳥では、同じような食物アレルギー反応が起こるということです。
その反応はチキンに対してだけではなく、消化性を高めた加水分解物に対しても起こりますので、まったく別の食材に変える必要があります。

鴨肉も馴染みが薄いためか、独特なにおいを感じる食いつきの良いフードです。
不飽和脂肪酸やビタミンB2を豊富に含み、生活習慣病の予防など健康維持に優れた食材です。
鴨は放し飼いで飼育されていることが多く、ストレスのない環境で育っているため、引き締まった高品質なタンパク源です。
鴨肉も低アレルゲンの食材ですが、チキンや七面鳥でアレルギー反応が出たとしても、同じ鳥類でも鴨肉のアレルゲンは別のため、食べさせることができます。
ただし、鴨とアヒル、その他の家禽類や、鴨卵、アヒル卵、鶏卵、それらの加水分解物にも交差反応があります。

チキン、七面鳥、鴨、いずれも低アレルゲンであったとしても、タンパク質に対して起こる食物アレルギーを完全に回避するのは難しいことです。
時折、おいしいものを食べさせるつもりで、七面鳥や鴨のキャットフードを与えることは免疫強化や健康増進にもなります。